【雑談】恋で胸が苦しくなる理由
恋をして胸が苦しいのは体の中のホルモンの影響です。
恋をすることで様々な症状が現れるようになります。
別に悪い病気などではないので、何も心配することはありません。
扁桃体が原因!?
脳の扁桃体という部分は、自分が相手のことが好きか嫌いかを判断する場所です。
初対面の人が自分と合うかどうかも、その部位で判断します。
一目惚れが発生するのも、扁桃体の力が大きくて、相手を好きになった時には高揚感を得ることができます。
けれど同時に胸が苦しくなるなど、反作用もあります。
恋をして胸が苦しくなるのは、脳の構造上逃れられないことなのです。
脳内ホルモンの濃度の上昇
フェニールエチルアミンという脳内ホルモン物質は、特に恋愛に関わってきます。
恋をすると動きが活性化し、脳が高揚して気分が舞い上がり、相手と会話や連絡をして喜び、デートをして気持ちが高ぶるのも、ホルモンの影響です。
しかしいい事ばかりではなく、会えなくて辛いや胸が苦しいなどのいわゆる恋わずらいの症状も出てきます。
楽しい時はすごく楽しい分、その時間が終わってしまうと、落ち込んだり元気が出なくなったりしてしまいます。
喜びをもたらすドーパミン
ドキドキワクワクするのは、ドーパミンが上昇しているからです。
ドーパミンとは楽しいことをしていたりする時に脳内から出る物質です。
やる気をあげたり、モチベーションを上げるためには必要なもので、無ければ無感情で無気力になってしまいます。
恋愛中は特に沢山分泌されるので、恋をしているだけで、一人の時間であったとしても、ウキウキワクワクすることができます。
自分の部屋で静かに好きな人のことを考えて、ワクワクした事ってみんな経験ありますよね。
好きな人が目の前にいなくても、気持ちが高揚しているときは、一緒にいることやデートのことを想像したりして、楽しく過ごせます。
意識が活性化するノルアドレナリン
ノルアドレナリンは好きな人が近くにいることで、心をドキドキさせたりしてくれる物質です。
話しかけようとしたとき、めちゃくちゃドキドキしますよね。
あの時の気持ちです。
ドキドキしすぎて好きな人に話しかけられなかったり、歯がゆい経験って結構ありますよね。
ノルアドレナリンは、交感神経に作用して心身を覚醒させ、集中力や身体能力などを上昇させてくれます。
分泌が少なくなると、集中力が無くなりやる気が出なくなってしまいます。意欲的に生きていくために大切な脳内物質ですね。
ドキドキするアドレナリン
アドレナリンは非常時でもすぐに行動を起こせるため、体を興奮させ臨戦状態にします。
人は誰かを好きになるとアドレナリンが分泌され、体中にエネルギーが行き渡ります。そのため心臓がドキドキしてきます。
好きな人と両思いになりたい、もっと近づきたいなど、恋をするとエネルギーが必要な面が多いです。
もしライバルがいたら、ライバルよりも優位に立たなければいけません。
だから、恋愛のステップアップのため、体がその準備に入ります。恋愛には気力や体力が必要になってきます。
精神が不安定
恋愛をするとドーパミンがたくさん分泌されますが、恋愛が楽しすぎて、相手のことが好きすぎるがために、生活が恋愛中心になってしまい、依存してしまう恐れもあります。
恋愛以外の生活がつまらない、怖いなどと感じ、仕事や学校に行きたくなくなることもあります。
またメールの返事が来ないとものすごく落ち込んでしまうのに対し、メールが来たらものすごくテンションが上がるなど、気持ちの浮き沈みも大きくなります。
恋愛は楽しいことも多いですが、その分副作用で落ち込みやすくなるなど、精神が不安定になります。
恋愛一筋だとその傾向が強く、うつの原因にもなる恐れがあるので、恋愛以外にも気分転換ができる趣味などを持つようにすると良いと思います。
その他の原因
胸の痛みは軽い心臓発作であるといいます。
恋愛をして失恋などをした時発症するのが、たこつぼ心筋症という心臓発作の一種なのです。
その原因となるのはカテコールアミンというホルモンです。
感情的な出来事(強い精神的ストレス)が引き金になって過剰分泌される事により、たこつぼ心筋症が発症します。
失恋に限らず、親しい人の死や将来への不安なども要因になります。
これらの強い精神的ストレスに耐えられるように脳が指令を出してカテコールアミンを大量に分泌します。
しかし、その影響で発症し、
発症すると心臓の先端だけが動かなくなるという軽い心臓発作のような症状が現れます。
これが失恋の時の胸の痛みの原因の一つなのです。
このたこつぼ心筋症は症状が軽ければ1~2週間で自然回復します。
大抵の場合は心配無用ですが、
最新の調査では4%程度の死亡率が報告されているそうです。
どうしても気になる場合は医師にご相談をおすすめします。
まとめ
恋愛をして胸が痛く、苦しくなるのはホルモンの影響で心拍数や脈拍が上がることにより、心臓に負荷がかかり、それを脳が痛みや苦しさと認識することにより、そう感じるからということです。