【健康】脊椎矯正の導入のススメと効果②
今回は脊椎矯正の手順と効果について説明していきます。
手技の手順
頚椎
①患者様に仰臥位になってもらう。
②下部頚椎から中枢側へ両手指(第3指)をすべらせ、外後頭隆起下縁(第2頚椎)にコンタクトする。
③頭部を左へ回旋(やや右側屈)、後屈位にして関節の遊びをとる。
④患者様に十分リラックスしてもらい、アジャストする。 (このとき、左手を引くような感じでアジャストする)
⑤頭部を右へ回旋(やや左側屈)、後屈位にして関節の遊びをとる。
⑥患者様に十分リラックスしてもらい、アジャストする。 (このとき、右手を引くような感じでアジャストする)
※アジャスト音が『パキン』と単音でC2だけ矯正された音ならOK
上部胸椎
①患者様にベッド上で長座位になってもらう。
②患者様に頭の後ろで手を組んでもらい、術者の両手を患者様の腕と顔の間から通して側腹部を把持する。
③そのまま上体を後方へ倒してもらい、同時に術者の大腿部を患者様の上部胸椎に当てる。
④患者様に十分リラックスしてもらい、術者の両手で患者様の胸郭をひろげて上部胸椎をアジャストする。
下部胸椎
①患者様にベッド上で長座位になってもらう。
②患者様に頭の後ろで手を組んでもらいそのまま腕を閉じるようにして上体を軽く前屈してもらう。
③術者は患者様の背後から患者様の両腕をさらに閉じるように把持し、同時に両膝部を下部胸椎に当てる。
④そのまま後方に上体を倒してもらい、同時に術者の両膝部で下部胸椎をアジャストする。
アジャストメント(矯正)の効果
・サブラクゼーションを起こしている部位での神経圧迫がなくなり、末梢神経性のしびれが改善します。
・自律神経系(交感・副交感神経)のバランスが正常になり、自身の持っている自然治癒能力が高まります⇒疲れや症状の出にくい身体になります。
・背骨のゆがみが矯正され、悪い姿勢が改善されます。
・関節の可動域が改善されます。
・血行が良くなり、矯正された部位が温かくなります。
※アジャストメントとは、掌を使い、瞬間的に微調整・微刺激する行為のこと
※サブラクゼーションとは、亜脱臼・軽い歪みという意味。レントゲンではわかりにくい程度の歪み。
※器質的な症状には効果がありません。
アジャストメント後の変化(好転反応)
・眠くなる、身体がだるい、身体が重くなることがある(個人差はありますが、数日以内におさまります)
※一人ひとり症状は異なりますが、自律神経の調整作用の働きが活発になってきている証ですので心配ありません。
矯正を施す際、中途半端な技術や知識、心構えのまま施術しても質の高いものは絶対に提供できません。
まずは、自分自身が矯正の効果を体験し、矯正の素晴らしさ(価値)を知っていただきたいと思います。
私自身、矯正を取り入れるようになって今まで以上に症状を改善できるようになり患者様に満足していただいています。
時短や生産性アップにもつながるので是非マスターしていただいて 一人でも多くの患者様の喜びと笑顔のために力になれたら幸いです。