【雑談】高速道路の近くにラブホが多い理由
この前、高速道路を走っていた時にふと思ったのですが、そんなに栄えていない田舎の風景に突然、ラブホテルがいくつも建ち並んでいるのを見ました。
以前からこのような風景は見たことがありましたが、特に疑問にも思わず過ごしていましたが、よく考えるとなぜこんなところに、しかも何棟もあるのだろうかと気になり調べてみました。
理由は大きく3つあります。
1.日本のラブホテルがアメリカのモーテルをモデルにして作られたという経緯があります。
モーテルとは、幹線道路沿いにある、自動車で旅行をする人たちのための車庫付きの簡素なホテルのことです。
アメリカ発祥の宿泊施設ですが、高度経済成長以降に日本で車を持つ家庭が増え、高速道路が発展したことで日本国内でもどんどん広がっていきました。
車をガレージに入れられるカップル向けのモーテルが日本のラブホテルの起源だと言われています。
つまりドライブデートをしているカップル・夫婦が主な顧客ターゲットということになります。
そのため高速道路の近くに建てることが多かったのでしょう。
2.ラブホテルは宿泊施設営業ではなく「風俗営業」として捉えられます。
そのため学校、官公庁、図書館、住宅地の近くには建てることが認められていません。
そうなると歓楽街かなにもない田舎、それか高速道路の近くと選択肢が限られてきます。
なにもない田舎に建てるメリットはあまりないので、必然的に歓楽街もしくは高速道路の近くに建てるということになります。
3.高速道路の近くは常に車が走行しているので、かなり騒音があります。
そのため一般的な住宅地としては不向きな立地になります。
ただし、ラブホテルはもともと防音機能を備えていて音が遮断されるため、騒音を気にせずに建てやすいのです。
おそらく大きな土地も余っていることが多いのでしょう。
このような理由で高速道路の近くにラブホテルが多いようです。
何気なく建っているようでちゃんとした計画と理由があったのですね。