【スポーツ】デオンテイ・ワイルダー VS タイソン・フューリー

 

日本時間2020年2月23日に、

ボクシング世界ヘビー級タイトルマッチ

デオンテイ・ワイルダーVSタイソン・フューリーの一戦が行われました。

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ワイルダーは43戦42勝41KO1分の正真正銘の強打者

 

唯一の引き分けは前回のタイソン・フューリー戦

 

つまり、今回は唯一勝てなかった相手との因縁のリマッチです。

 

対するタイソン・フューリーも無敗の選手

 

こちらも唯一の引き分けがデオンテイ・ワイルダーとの第1戦。

 

今回は両者完全決着を求めていました。

 

戦前の予想ではワイルダーが有利。

 

それもKOでの勝利予想が支持されていました。

 

フューリーが勝つにはアウトボクシングでポイントを稼ぎ、判定勝ちというのが予想されました。

 

前日計量では、フューリーが約124kg

ワイルダーが約105kg

 

共に普段より重いウエイトを作ってきました。

 

このウエイトが吉と出るか凶と出るか。

 

 

試合は開始直後からフューリーが予想に反して

積極的に攻めます。

 

思わず下がるワイルダーですが、負けずに右のハードパンチを随所に出します。

 

3Rにフューリーのフックがワイルダーの側頭部にヒットにワイルダーダウン。

 

ここは立ち上がりますが、足に力が入っていない様子。

 

その後もフューリーが攻め続けワイルダーの体力を削っていきます。

 

5Rにフューリーのボディでワイルダー2回目のダウン

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これはボディが効いたというよりは足元の力が入らずに倒れたような感じです。

 

相当ダメージが蓄積されています。

 

7Rにフューリーがたたみかけ、コーナーでラッシュ

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ワイルダー陣営がタオルを投げ、棄権しました。

 

フューリーの7RTKO勝利でした。

 

終始フューリーのペースで進みました。

 

フューリーがKO勝ちは意外でした。

 

ウエイトを上げた分、いつもよりパワーがありました。

 

元々フューリーはディフェンスが上手いので、ワイルダーのパンチを上手くいなしていました。

 

ワイルダーがフューリーに勝っていれば、アンソニー・ジョシュアとの待望のヘビー級王者統一戦が見れそうでしたが、まだ見れそうにありません。

 

数年前まではワイルダーとジョシュアが、ヘビー級のツートップで、久しぶりにヘビー級が盛り上がりを見せていましたが、ワイルダーが今回負け、ジョシュアとルイスとの一戦で負けているので、試合の価値としては少し下がったように思えます。

 

ワイルダーも34歳なので、フューリーとの再戦よりもジョシュアとの一戦を実現させるように動いてほしいです。