【健康】最新!花粉症の新事実
花粉症の人にはつらい時期がやってきました。
特に晴れた日は目のかゆみや鼻水がつらいですよね。
今年は花粉の量自体は少ないと言われています。
しかし、それで安心してはいけません。
なぜなら今年花粉症になる人が多いと言われているからです。
「今年花粉の量は少ないのに花粉症になる人が多いとはどういうこと?」と思う方も多いと思います。
その理由は花粉症は花粉を吸ってすぐに発症するわけではありません。
大体1〜2年ほど遅れて症状が現れます。
昨年、花粉が大量に飛んでいたので時間差で今年発症する人が多くなると推測されているのです。
花粉症は近年、発症者が多くなっているといわれ、
花粉症発症率がここ10年で約1.7倍に増えています。
実に日本国民の4人に1人が花粉症だといいます。
花粉症のメカニズムですが、
聞いたことがある人も多いと思いますが、人それぞれに花粉の許容量があり、その許容量を超えた時に症状が現れます。
許容量が限界になったことで、体内の花粉を外に出そうと涙や鼻水が出るという免疫反応が起きるのです。
つまり、涙や鼻水は花粉を体外に出そうとしている防御反応です。
最新の研究では花粉症は遺伝することが判明しました。
片方が花粉症だと約40%
両親共に花粉症だと約60%
の確率で発症します。
また年齢別で発症率が変わり、若い人は症状が強くなりやすいです。
花粉症の有病率
0〜4歳 1.1%
5〜9歳 13.7%
10〜19歳 31.4%
20〜29歳 31.3%
30〜39歳 35.5%
40〜49歳 39.1%
50〜59歳 33.1%
60〜69歳 21.8%
70歳〜 11.3%
上記のようになっており、10〜59歳までの有病率が約34%になっております。
なぜなら、花粉症は免疫反応なので、若い方が症状がきつくなりやすいのです。
年齢とともに免疫反応が鈍くなって感じにくくなっていきます。
花粉を吸わないためにも、マスクの着用は重要ですが、多くの人が誤った認識をしております。
マスクは大きいサイズを選ぶのではなく、鼻や顔の側面に隙間がないジャストサイズを選ぶのが適切です。
子供や顔の小さい女性は、全体をガード出来ると思い大きいマスクで顔を覆っているのを見る場面がありますが、間違いなので気を付けましょう。
基本的に花粉症になった場合、特効薬は今までなかったのですが、今年の1月に重症の花粉症の方限定で抗体療法が認められるようになりました。
1回2万8千円程度かかりますが、ほとんど症状が出なくなったという報告があります。
しかし、これは最終手段なので発症してない人は
マスクなど予防をしっかり行い、発症している人は
食事や生活習慣を整え、症状を抑えることをおすすめします。
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