【雑談】意外と知らない?!うるう年について
2020年は「うるう年」ですね。
そして、本日2月29日がうるう日です。
うるう年は漢字では「閏年」と書きます。
なぜ、このような名前になったのかと言うと、
本来は閏年と書いて「じゅんねん」なのです。
漢字の「閏」は王が門の中に居ることを表す字で、中国では暦からはみ出した閏日(閏月)には、王が門の中にとじこもり、政務を執らないことに由来します。
日本では「潤」を「うるう」「うるむ」と読むところから、「閏」の漢字にも当てられた読み方で、
現在のうるう年という読み方になりました。
うるう年は4年に1回で、オリンピックと同じ年にあるという認識の方も多いのではないでしょうか?
基本的にはあっているのですが、厳密には少し違うのです。
なぜなのかを説明しますと、うるう年にはこのようなルールが定められています。
1.西暦が4で割り切れる年をうるう年とする。
2.上記のうち、西暦が100で割り切れる年はうるう年としない。
3.上記のうち、西暦が400で割り切れる年はうるう年とする,
西暦が100で割り切れる年は「平年」
うるう年の計算における原則は、西暦を4で割ることです。
4で割切れる数字の年はうるう年に当たります。
ただし例外があり、100で割り切れる年は平年になります。
西暦が400で割り切れる年は「うるう年」になります。
うるう年か判断するもう一つの計算方法が、400で割ることです。
100で割り切れる年は平年ですが、400で割り切れる年はうるう年となるのです。
たとえば西暦2000年は、4でも100でも割り切れるため原則では平年にあたります。しかし400でも割り切れるので、2000年はうるう年でした。
一方で1900年や2100年などは、4でも100でも割り切れるものの400では割り切れないので、平年になります。
現在広く使われているグレゴリオ暦では、
400年に97回うるう年があるという決まりがあるらしいです。
根本的な問題としてなぜ、うるう年があるのかというと、1年は365日ですが厳密には、365日5時間48分45.168秒なのです。
そのため4年で大体1日分ほどの誤差がでます。
それを調節するために366日の年ができたのです。
しかしさらに厳密にいうと4年で正確に24時間増えるわけではないので、上記のようなルールがあり、必ずしも4年に1度うるう年が来るわけではないのです。
余談ですが、うるう年のうるう日、2月29日生まれの場合、誕生日はどうなるのかご存知ですか?
日本の法律では誕生日の前日24時に加齢されます。
よって2月29日生まれの場合は2月28日の24時に年を重ねることとなります。
実際に誕生日として祝うのは、そのため平年の場合は2月28日が誕生日としている人が多いようです。