【健康】脂肪燃焼についての誤解

4月に入り、新年度が始まりました。

 

巷ではコロナウイルスで話題は持ち出しで外出も自粛ムードです。

 

都立の学校ではゴールデンウィークまで休校することも決まりました。

 

こんなに家にずっと引きこもっていると運動不足になりますよね。

 

ましてや、夏になれば少しはコロナ騒動も落ち着くかも?!と思っている人からすると脂肪のついた体で海や遊びに行くよりも引き締まった体で外出したいですよね。

 

 

そのためにダイエットを始めたいという人も増えてくると思いますが、ダイエットというと、食事制限と運動が基本です。

 

運動は有酸素運動無酸素運動がありますが、脂肪を燃焼させたいなら有酸素運動が必要になってきます。

 

そんな有酸素運動ですが、1度でもチャレンジしたことがある人ならこんなことを聞いたことはありませんか?

「運動開始から20分以上たたないと脂肪は燃焼されないので、ダイエットをするなら最低20分以上は運動しなければならず、それ以下は無意味である」という話です。

 

20分以上動かないと効果が出ないということが本当であれば、朝から晩まで忙しく働いている人や運動から遠ざかっている人からすれば、結構ハードルが高いです。

 

そんな人達に朗報です!

 

20分以上の連続運動をしなくても脂肪は燃焼されます!

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まず、「連続的な運動と断続的な運動を比較した場合、合計運動時間が同じであれば、エネルギーの消費量に差はない」という研究結果が出ています。

 

つまり、30分運動するのと朝・昼・夜に10分ずつ運動して計30分した場合、エネルギーの消費量に差はないということです。

 

さらに、体は動きはじめた段階から脂肪を使っています。

 

ではなぜ、20分以上運動しないといけないという情報が流れたのかといえば、

運動を開始すると脂肪も燃焼していきますが、真っ先に消費されるのは糖質です。

 

ただし、糖質は脂肪に比べて蓄えが少ないので、運動を5分、10分と続けるにつれ、徐々に糖質の割合が減り、徐々に7:3、6:4、5:5という風に脂肪をエネルギーとする割合が増えていきます。

 

そして20分を過ぎたあたりで、糖質よりも脂肪の方がより主なエネルギーとして使われるようになり、脂肪代謝されます。

 

実際に運動開始直後から10分間の運動よりも20分後からの10分間の運動の方が脂肪燃焼に関しては効率が良いです。

 

しかし、最初から脂肪はちゃんと燃焼していくので、脂肪を減らしたいのであれば、20分以上運動すると効率的というのは事実ですが、「20分過ぎないと脂肪は燃えない」は間違いです。

 

 

いかがでしょうか。

 

意外と世の中にはある一部分のみをとらえて曲解して世に広まっているものが沢山あります。

 

マスコミなどがそうです。

 

前後の発言を無視してある一部分だけをピックアップして良い印象を与えたり逆に悪い印象を与えたりもします。

 

皆さんもある一部分だけを見るのではなく、全体像をしっかり把握することができれば、勘違いがなくなり自分の知識の一つとして加えることが出来ますよ。